被災農地の土壌回復とブランド化を目的としたシイタケ廃菌床の施用による環境にやさしい野菜の栽培技術の開発

2013年4月19日

シイタケ廃菌床を使って、被災農地の土壌回復の研究を行なっています。

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上の写真はシイタケ菌床栽培(岩手県久慈市越戸きのこ園)。シイタケを5~6回収穫した後、効率が悪くなるため廃棄されます。廃菌床一般的には堆肥化されたり、燃料として使われたりしていますが、我々は堆肥化の行程を経ずに、そのまま土壌に施用することで、土壌回復と植物への栄養分の供給を試みています。

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廃菌床を数センチに砕き、土壌表面15cm程度で混ぜて、土壌中で好気的に分解させることで、土壌の化学性・物理性・生物性を改善し、化学肥料を与えることなく野菜の栽培を行います。

シイタケ廃菌床は上述の越戸きのこ園から提供を受けています。この場を借りて感謝申し上げます。

編集者 加藤一幾