シイタケ廃菌床を使って、被災農地の土壌回復の研究を行なっています。
上の写真はシイタケ菌床栽培(岩手県久慈市越戸きのこ園)。シイタケを5~6回収穫した後、効率が悪くなるため廃棄されます。廃菌床一般的には堆肥化されたり、燃料として使われたりしていますが、我々は堆肥化の行程を経ずに、そのまま土壌に施用することで、土壌回復と植物への栄養分の供給を試みています。
廃菌床を数センチに砕き、土壌表面15cm程度で混ぜて、土壌中で好気的に分解させることで、土壌の化学性・物理性・生物性を改善し、化学肥料を与えることなく野菜の栽培を行います。
シイタケ廃菌床は上述の越戸きのこ園から提供を受けています。この場を借りて感謝申し上げます。