セミナー講師をご案内

2012年9月26日

明日開催される「津波被災農地におけるストレスの計測と軽減に関するセミナー」に講師としてお招きした早稲田大学の園池公毅先生と明治大学の小沢聖先生を陸前高田竹駒町の野菜畑見学をかねて三陸沿岸にご案内しました.陸前高田市ではまだ瓦礫の処理が続いています.お二人とも,なかなか進まない復興の様子に心を痛めておられるようでした.ちょうど端境期の野菜畑ですが,栽培法の確立を得意とされる小沢先生,畑をご覧になり何かひらめいたようでした.その後病院跡地近くの常時湛水している被災水田を見学しました.

常時湛水している被災水田です.

常時湛水している被災水田です.

実りの秋に田んぼが空っぽなのは寂しいものですね.その後大船渡経由で盛岡に戻りました.さて,明日はセミナーです.勉強,勉強!

冬作カリフラワーの定植とハクサイの播種

2012年9月20日

今日の作業はキャベツの防除作業,それから冬作カリフラワーの定植,ハクサイの播種です.カリフラワーは少人数の家族でも食べ切りやすい手頃な大きさが魅力の美星(みせい)とオレンジ美星を定植します.美星は可食部が白いのですが,オレンジ美星はその名の通り美しいオレンジ色になります.写真は株間を測りながら行っているカリフラワーの定植作業です.

カリフラワー(美星,オレンジ美星)の定植作業をしています.

カリフラワー(美星,オレンジ美星)の定植作業をしています.

播種したハクサイの品種はタイニーシュシュ,こちらも小ぶりで食べ切りやすい大きさの新品種です.核家族化した現在では,4つに分けたハクサイがよく売られていますが,切り口から鮮度が落ちやすいのが欠点です.その点,小ぶりなハクサイは1個そのまま販売できるので消費者には魅力的なのではないでしょうか?最後に定植したカリフラワーと播種したハクサイの上に虫よけのべたがけ(不織布)を施しました.

カリフラワーとハクサイの上にべたがけ(不織布)を施しました.

カリフラワーとハクサイの上にべたがけ(不織布)を施しました.

冬作への作業本格化

2012年9月6日

まだまだ残暑は厳しいですが,野菜畑は冬作への作業が本格化してきました.本日の作業は,キャベツの収量調査と防除作業,クッキングトマトは次の植え付けに向けての後片付けです.元気に育っているキャベツの側に,キノコ発見!シイタケ菌床のせいでしょうか?キノコがよく生えてきます.シイタケ菌床投入の指揮を執っている加藤助教によると「シイタケも時々生えてきますよ」とのことでした.キノコや土壌微生物によって,土壌内にすき込まれたシイタケ菌床の有機物は植物が吸収しやすい形に変化していきます.

キャベツの側に生えてきたキノコです.食べられるのかな?

キャベツの側に生えてきたキノコです.食べられるのかな?